私が100kmウルトラマラソンで経験したこと
〜やってみて初めて分かった現実と学び〜
ウルトラマラソンについて語るとき、
成功談や感動の話はよく聞きます。
でも今回は、
**私が実際に100kmマラソンで経験した「失敗」**と、
そこから学んだことを正直に書きます。
これから挑戦する人の
「同じ失敗を避ける材料」になれば、それで十分です。
① 最初にスピードを上げすぎた
100kmのスタートは、不思議な空気があります。
- 周りも速く感じる
- 体が元気
- 「今日は調子いいかも」と思ってしまう
私も、完全にその空気に飲まれました。
本来、抑えるべきペースなのに、
「気持ちよく走れている」
という理由で、知らないうちにスピードを上げていました。
結果:80kmあたりから地獄
60kmまでは何とか進めました。
でも、80kmを過ぎたあたりから、完全に別世界。
- 脚が前に出ない
- 内臓が揺れるような感覚
- 立ち止まりたくて仕方ない
- 「なぜ走っているのか分からない」
正直、死ぬほどキツかったです。
ウルトラマラソンでは、
「余力を残す」では足りません。
「余力を余らせる」くらいで、やっと後半が成立する
これを身をもって学びました。
② 3月の大会、風を甘く見ていた
その大会は3月開催でした。
気温だけ見れば、走りやすそうな季節。
でも実際は、
強い風がずっと吹いていました。
- 体から熱が奪われる
- 汗が一気に冷える
- 気づかないうちに体温が下がる
特に後半、疲労して走るスピードが落ちると、
風の影響をもろに受けます。
学んだこと:寒さ対策は必須
ウルトラは「暑さ対策」ばかり意識しがちですが、
寒さも同じくらい危険です。
- 薄手のウインドブレーカー
- アームカバー
- 手袋
スタート直前でリュックサックに入れておいて本当に良かったです。
**「使わなくても持っておくもの」**だと学びました。
③ 補給は「重要」ではなく「生命線」
頭では分かっていました。
ウルトラは補給が大事だと。
でも、実際に走ってみて分かったのは、
想像以上に補給がすべてを左右するということです。
- 食べる量
- 食べるタイミング
- 食べられる種類
これが崩れると、
脚より先に「体そのもの」が動かなくなります。
補給で失敗すると起きること
- 急な力の入らなさ
- 思考力の低下
- 寒気
- 立ちくらみ
これらは、
根性ではどうにもなりません。
ウルトラでは、空腹を感じる前に食べる。
これは鉄則です。
④ ウルトラマラソン後もしばらく体調が悪かった
ゴールした瞬間の達成感は人生で他に例えるものないほど感動しました!
でも、終わりではありませんでした。
- 数日間、体が重い
- 食欲が安定しない
- 眠りが浅い
- だるさが抜けない
正直、
「思ったよりダメージが残る」
というのが本音です。
学んだこと:ウルトラは回復まで含めて一つ
ウルトラマラソンは、
走って終わりではありません。
- レース後はしっかり休む
- 数日は「何もしない」
- 無理に走り始めない
この回復期間を軽く考えると、
体調不良が長引きます。
挑戦できた自分を、きちんと回復させる。
これも、ウルトラをやり切るための大切な要素です。
私が失敗から学んだことまとめ
✔ 最初は「遅すぎる」くらいでいい
✔ 風・寒さ対策は必須
✔ 補給は計画的に、早めに
✔ ゴール後の体調管理まで含めて準備
この4つは、
経験しないと分からなかったことです。
それでも、またやりたいと思えた理由
正直に言えば、
もう二度とやりたくないと思った瞬間もあります。
それでも時間が経つと、
あの景色、あの感覚、
「あそこまで自分を使い切った経験」が
頭から離れなくなりました。
ウルトラマラソンは、
楽な挑戦ではありません。
でも、
人生のどこかで一度経験しておく価値のある挑戦
だと、私は本気で思っています。


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