ランニングの足の着地の仕方|ケガを防ぎ、楽に走るための基本

ランニングについて調べると、
「かかと着地はダメ」
「フォアフットが正解」
といった情報を目にすることがあります。
しかし実際には、着地の仕方に“絶対的な正解”はありません。
大切なのは、着地そのものよりも、体の使い方と負担のかかり方です。
本記事では、ランニングにおける足の着地について、基本から分かりやすく解説いたします。
ランニングの主な着地パターン
ランニングの着地は、主に次の3つに分けられます。

① かかと着地(ヒールストライク)
- かかとから地面に接地する
- 初心者やジョグペースで多い
- 衝撃が膝に伝わりやすい傾向
ただし、すべてが悪いわけではありません。
体の真下で着地できていれば、問題にならないケースも多くあります。
② 足裏全体での着地(ミッドフット)
- かかとと前足部がほぼ同時に接地
- 衝撃が分散されやすい
- 多くの市民ランナーに適した形
無理なく自然に身につきやすく、
安定性と効率のバランスが良い着地と言えます。
③ 前足部着地(フォアフット)
- つま先〜前足部から接地
- スピード走や短距離選手に多い
- ふくらはぎ・アキレス腱への負担が大きい
マラソンや長距離では、
筋力や柔軟性が不足した状態で真似すると故障の原因になることがあります。
本当に大切なのは「どこで着くか」ではありません
着地で最も重要なのは、
「足が体の真下に着いているか」
という点です。
- 体より前で着地 → ブレーキがかかる
- 着地衝撃が強くなる
- 膝・腰への負担が増える
たとえフォアフットでも、
体の前で着地していれば負担は大きくなります。
良い着地に近づくためのポイント
① 歩幅を欲張らない
着地トラブルの多くは、歩幅が広すぎることが原因です。
「前に出す」のではなく、
足を下ろす位置を体の下に意識してみてください。
② ピッチ(回転)を少し意識する
ピッチが低いと、着地が前になりやすくなります。
無理に数値を上げる必要はありませんが、
- リズムよく
- 軽く足を回す
この意識だけでも、着地は改善しやすくなります。
③ 上半身の姿勢を整える
背中が丸まったり、腰が落ちたりすると、
足の着地位置も乱れます。
- 目線はやや前
- 胸を軽く開く
- 肩の力を抜く
上半身が整うことで、自然と良い着地になります。
無理に着地を変えないでください
「明日からフォアフットにしよう」と、
意識的に着地を変えるのはおすすめできません。
理由は以下の通りです。
- 筋肉や腱が適応していない
- ふくらはぎ・アキレス腱を痛めやすい
- 逆に走りが不安定になる
着地は、フォーム全体の結果として変わるものです。
着地が気になる方への考え方
もし着地が気になる場合は、
- 着地音が大きすぎないか
- 着地のたびにブレーキ感がないか
- 走った後に特定の部位だけ痛くならないか
こうした感覚を大切にしてください。
見た目よりも、「走った後の体の反応」が重要です。
まとめ
ランニングの足の着地で大切なのは、
- 着地の種類にこだわりすぎない
- 体の真下で着地する意識
- 歩幅・ピッチ・姿勢のバランス
着地は「直すもの」ではなく、
整ったフォームの結果として自然に決まるものです。
ぜひ、次のランニングでは
「どこで着いているか」より
「体の下で着けているか」
を意識して走ってみてください。



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