速く走りたい人ほど“心拍数を上げない”?
〜ランニングと心拍数のちょっと意外な関係〜
ランニングを始めると、誰もが一度は思います。
- 「心拍数って、上がってる方が効いてるよね?」
- 「ゼーハーしてないと意味なくない?」
- 「頑張ってる感=高心拍数でしょ」
……実はこれ、半分ウソです。
今日は
「心拍数を上げない方が速くなることがある」
という、ちょっと不思議なランニングの話をします。
心拍数=頑張りメーターではない


心拍数を見ると、こんな気持ちになりませんか?
- 心拍170「よし!やってる!」
- 心拍130「え…サボってない?」
でも心拍数は、
👉 頑張り度
👉 苦しさレベル
ではありません。
心拍数が教えてくれるのは、
**「体の中で何が起きているか」**です。
実はランニングには「心拍数が低いほどいい時間」がある
ランニングにはざっくり分けて3つの世界があります。
① 低心拍ゾーン(楽すぎる世界)
- 会話できる
- 景色を見る余裕あり
- 「これ意味ある?」と思いがち
ここで起きていること👇
✅ 脂肪が燃えやすい
✅ 心臓が楽に働く練習
✅ 長く走れる体の基礎作り
地味だけど最強のゾーン。
② 中心拍ゾーン(ちょっとキツい世界)
- 呼吸は少し荒い
- 30〜60分くらいなら頑張れる
✅ 持久力アップ
✅ マラソンペースに近い
ここは「成果を感じやすいゾーン」。
③ 高心拍ゾーン(修行の世界)
- 会話不可
- 「あと何分?」
- 時計を疑い出す
✅ スピードアップ
✅ 心肺への強い刺激
ただし、長居は禁物。
意外な真実:心拍数を上げすぎると、むしろ遅くなる
ここが今日一番のポイントです。
毎回のランニングが、
- 最初から心拍数160超え
- 常にゼーハー
- 汗だく・達成感MAX
この状態、実は…
❌ 疲労が溜まりやすい
❌ 回復が追いつかない
❌ 心肺が効率よく育たない
つまり、
「頑張ってるのに、伸びにくい」
という残念ループに入ります。
心拍数が低いランナーほど、実は強い
ベテランランナーを見ると、
- 見た目ゆっくり
- 呼吸も落ち着いている
- なのに距離が長い
理由はシンプル。
👉 低い心拍数で速く走れる体
を作ってきたから。
これは才能ではなく、
低心拍ランニングの積み重ねです。
「楽すぎるラン」はサボりじゃない
初心者〜市民ランナーに多い勘違いがこれ。
「楽なラン=意味がない」
違います。
むしろ、
- 楽に走れる
- 翌日も元気
- また走りたい
この状態こそが
一番成長するコンディション。
心拍数で言うと、
**最大心拍数の60〜70%**くらい。
「物足りない」は正解です。
心拍数との上手な付き合い方
✅ 普段の8割は低〜中心拍
- おしゃべりできる
- 呼吸に余裕あり
✅ キツい日は週1〜2回で十分
- インターバル
- ペース走
✅ 心拍数は「評価」じゃなく「案内役」
高い=偉い
低い=ダメ
ではありません。
まとめ:心拍数はあなたの味方
- 心拍数は努力の証明じゃない
- 低心拍ランが走力を底上げする
- 毎回キツく走る必要はない
- 楽な日がある人ほど、長く速く走れる
もし今日のランが
「ちょっと楽だったな」
と思えたら、それは…
ちゃんと意味のあるランニングです。



コメント