ランニングにおける坂道の正しい走り方|上り・下り別のポイントを解説
ランニングを続けていると、必ずと言っていいほど「坂道」に出会います。
坂道はきつい印象がある一方で、走り方を工夫すれば脚力・心肺機能・フォーム改善に大きな効果をもたらします。
本記事では、坂道ランニングの効果から、上り坂・下り坂それぞれの正しい走り方、注意点までを分かりやすく解説いたします。
坂道ランニングの効果とは?
坂道を取り入れることで、平地では得にくい以下のような効果が期待できます。
- 心肺機能の向上
- お尻・太もも・ふくらはぎの筋力強化
- ランニングフォームの改善
- スピード持久力の向上
特に上り坂は、自然と前傾姿勢になり、効率の良いフォームを身につけやすい点が大きなメリットです。
上り坂の正しい走り方
① 姿勢は「軽い前傾」
上り坂では、腰から軽く前に倒すようなイメージを持ちましょう。
上体だけを無理に倒すと腰に負担がかかるため、足首から全身を前に傾ける意識が大切です。
② 歩幅は狭く、ピッチを上げる
平地と同じ歩幅で走ろうとすると、太ももに過度な負担がかかります。
坂道では、歩幅をやや狭くし、リズムよく足を回すことを意識してください。
③ 腕振りをしっかり使う
上り坂では脚だけでなく、腕の力も積極的に使います。
肘を後ろに引く意識で腕を振ると、自然と体が前へ進みやすくなります。
④ 無理にスピードを上げない
坂道ではペースが落ちて当然です。
「楽ではないが会話は短くできる程度」を目安に、心拍数や呼吸を基準に強度を調整しましょう。
下り坂の正しい走り方
① ブレーキをかけすぎない
下り坂で最も多い失敗が、ブレーキをかけるように走ってしまうことです。
これにより、膝や太もも前面に大きな負担がかかります。
スピードを完全に抑えようとせず、自然な流れに任せましょう。
② 姿勢はまっすぐを意識
下り坂では、上体が後ろに反りやすくなります。
目線を前に向け、体の真下に足が着地するイメージを持つと安定します。
③ ピッチを上げて衝撃を分散
歩幅を大きくすると、着地衝撃が強くなります。
下り坂では細かく足を回すことで、膝への負担を軽減できます。
坂道ランニングの注意点
- 初心者は短い坂から始める
- 疲労が強い日は無理に行わない
- 下り坂の走りすぎに注意する
- フォームが崩れたら中止する
特に下り坂は、筋肉痛やケガにつながりやすいため、最初は控えめに取り入れることが重要です。
坂道は「特別な練習」と考える
坂道ランニングは、ただきついだけの練習ではありません。
正しいフォームと強度で行えば、平地の走りを確実にレベルアップさせてくれます。
「今日は坂をうまく使って走ろう」
そのような意識で、ぜひ日々のランニングに取り入れてみてください。
以下、ブログ掲載用・敬語で
**「初心者向けの坂道メニュー」と「フルマラソン向けの坂道練習」**をそれぞれ分けてまとめました。
そのまま見出しごと使える構成です。
初心者向け|無理なく始める坂道ランニングメニュー
坂道ランニングは負荷が高いため、初心者の方は「短時間・低回数」から始めることが大切です。
まずはフォーム作りと脚づくりを目的に行いましょう。
目的
- 坂道に慣れる
- 正しい前傾姿勢を身につける
- 脚・お尻の基礎筋力を養う
坂の条件
- 距離:50〜100m
- 勾配:緩やか(きつすぎない坂)
- 路面:舗装路で安全な場所
メニュー① 坂道ジョグ(導入編)
頻度:週1回
- 平地ジョグ:10〜15分
- 坂道ジョグ:
・ゆっくり上る × 3〜5本
・下りは歩く or ゆっくりジョグ - クールダウン:5〜10分
👉 ポイント
スピードは気にせず、「フォームを崩さずに上る」ことを最優先にしてください。
メニュー② 坂道リズム走(慣れてきた方向け)
頻度:週1回(導入編に慣れたら)
- 平地ジョグ:10分
- 坂道(60〜80m):
・ややきついペースで上る × 5本
・下りは完全回復 - クールダウン:10分
👉 ポイント
呼吸が乱れすぎない強度で行い、「余裕を残して終わる」ことが重要です。
フルマラソン向け|実戦力を高める坂道練習
フルマラソンでは、コース後半のアップダウンや脚の疲労に耐える力が求められます。
坂道練習は、脚力・心肺・フォーム維持能力を同時に高める非常に有効なトレーニングです。
目的
- レース後半でもフォームを維持する
- 脚の持久力を高める
- 上り・下り両方への対応力をつける
メニュー① 坂道インターバル
頻度:週1回(ポイント練習)
- ウォームアップ:15分
- 坂道(100〜200m):
・マラソンペース〜やや速めで上る × 5〜8本
・下りはゆっくりジョグで回復 - クールダウン:10分
👉 ポイント
上りで無理にスピードを出さず、一定のリズムを保つことを意識してください。
メニュー② 坂を含むペース走
頻度:月2〜3回
- 目的ペース:フルマラソンペース
- 距離:8〜15km
- コース:アップダウンを含む周回 or 往復
👉 ポイント
坂でもペースに固執せず、** effort(きつさ)一定 **を意識すると、レース感覚に近づきます。
メニュー③ ロング走+坂(後半強化)
頻度:月1〜2回
- 距離:20〜30km
- 後半に坂を入れる構成
- ペース:余裕のあるジョグ〜マラソンペース
👉 ポイント
「疲れた状態で坂をどう走るか」が最大の狙いです。
フォームが崩れたら、無理せず中止してください。
坂道練習の注意点(初心者・経験者共通)
- 翌日に強い筋肉痛が残る場合はやりすぎ
- 下り坂の走りすぎに注意
- 疲労が強い週は坂練習を省く
- フォームが崩れたら中止する
坂道は少量でも効果が高い練習です。
「たくさんやる」より「正しく行う」ことを意識しましょう。



コメント